2022年8月に出前館の配達員向けアプリがリニューアルされ、以前と配達のやり方が変わっています。出前館の配達員の初心者や、最近再開した方の中には、以下のように感じている方いませんか?
「出前館の配達員の初心者で、配達でのトラブルが心配。配達での注意点、よくあるトラブルでの対応を把握したい」
「ここ最近、出前館の配達をやっていなかったが、また再開したい。新アプリでの配達のやり方を確認したい」
本記事では、最新のアプリに合わせた、配達のやり方やルールについて解説していきます。また、よくありがちなトラブルとその対応についても解説しております。
ぜひ、最後までお読みください。
出前館配達員の配達のやり方・流れ
出前館配達員の主な仕事は、「配達予定時刻に、加盟店となるレストランの商品を、不備がない状態でお客様(注文者)に届ける」ことです。
出前館配達員の配達のやり方・流れは、5ステップからなります。
1.業務開始ボタンを押して待機する
2.配達リクエストを受ける
3.レストランまで移動する
4.注文者の自宅まで移動する
5.注文者に商品を渡す
以下では、各ステップでの作業内容や注意点について、詳しく説明していきます。
業務開始ボタンを押して待機する
出前館の配達業務を始める際には、まず配達員のアプリで、業務開始ボタンを押して待機します。
では、どこで待機するとよいでしょうか?
以前は、出前館の配達員の稼動エリアが限定されていましたが、現在は、稼働エリアが限定されていません。どこにいてもオーダーを受けることができるので、どこで待機しても構いません。
配達者の自宅でもよいですし、出前館の加盟店が集まっていることが多い駅周辺でもよいです。新アプリで追加されたヒートマップ機能を活用して、よりオーダーを受けやすい場所に移動して、待機するのでもよいでしょう。
配達リクエストを受ける
待機していると出前館のアプリから、配達リクエストの通知がきます。
出前館では、自動でオーダーが振り分けられ、配達員がオーダーを受けるか否か選択する、自動差配と呼ばれる仕組みになっています。同じ案件の配達リクエストが近くの何名かに知らされ、その少人数の中で早押しし、一番早く受託した配達員が案件をとることができます。
配達リクエストには、配達予定時刻と、現在地・店舗・注文者のお届け先の位置情報がマップ上に表示されますので、それを見てオーダーを受けるか判断します。
注意すべきは、受託した後のキャンセルが原則不可な点です。自分が時間内に配達できそうか、自分の希望にあっているかなどを、見極めて受けるのがよいでしょう。
レストランまで移動する
オーダーを受けたら、ピックアップ先となる加盟店のレストランの位置をマップで確認し、レストランまで移動し、商品を受け取ります。
レストランまで移動して、商品を受け取る際の手順は以下の通りです。
1.レストランまで移動する
2.レストランの店舗に到着したら、アプリで「店舗到着」をスワイプする
3.レストランの店舗で受取番号を伝える
4.(商品出来上がり前に到着した場合は)少し待つ
5.商品となる料理を受け取る
6.商品点数があっているか、袋の中身を見て商品の不備がないかチェックする(一部不可の場合あり)
7.アプリで「受取完了」ボタンを押す
ここでの注意点は、商品を受け取る際には、商品点数や袋の中身の確認を怠らないことです。万が一、不足や商品不備が生じた場合は拠点へ連絡しましょう。
注文者の自宅まで移動する
商品を受け取ったら、配達先となる注文者の自宅まで移動します。
出前館のアプリでもマップが見られますが、GoogleマップやYahoo!MAPのルート検索を使うのもよいでしょう。
配達時は、商品が傾かないよう、常に水平になるように注意します。また、配達先に着いたら、配達先に間違いがないか、住所・表札・号棟・部屋番号で最終確認をします。
配達の業務では、「指定した時刻に間に合わない」、「近くまで来たが配達先がわからない」といったトラブルが起きうるでしょう。
このような配達のトラブルには、以下のように対応します。
・指定時刻までに間に合わなくなりそうな場合は、遅れることを注文者に連絡する
・近くまで来たが配達先がわからない際は、注文者に連絡して確認する
注文者に商品を渡す
注文によっては、置き配の要望があることがあります。置き配の場合は、以下の手順でやります。
1.インターフォンを押す
2.(置き配場所が不明な場合)置き配場所を確認する
3.指定の場所におく(なるべく地べたに置かない)
もし、注文者がインターフォンに出ない場合は、電話にて確認します。
また、商品を渡す際に、注文者が家にいない場合もあります。この場合の対応手順は、以下の通りです。
1.注文者に電話して、呼び鈴やドアノックをする 。
2.到着時間+10分待機する
3.注文者に再度電話(呼び鈴やドアノック)する
4.担当拠点へ注文者不在の旨を連絡する
出前館の配達でのよくあるトラブルとしては、配達先となる注文者の自宅が見つからなかったり、注文者に連絡が取れなかったりすることがあります。以下では、トラブル時の対応について解説します。
注文者の自宅が見つからない場合
アプリのマップやGoogleマップなどを用いて調べたり、周辺をうろうろしたりしても、配達先となる注文者の自宅が見つからないと、かなり焦りますよね。特に、初めて行く場所だと、見つからないことが起きやすいです。注文者の自宅が見つからない場合、どうしたらよいでしょうか?
この場合は、ずばり注文者に電話するとよいです。電話にて、注文者の自宅の場所を確認するのがよいでしょう。
もし、本来お届けする場所とは違う場所にピンが立っている、いわゆるピンずれがあった場合には、判明次第、担当拠点へ連絡しましょう。
注文者に連絡が取れない場合
商品を渡そうとする際に注文者が不在である場合には、注文者に電話することになります。しかし、注文者に電話しても連絡がとれない場合はどうしたらよいでしょうか?
その際には、出前館の拠点に電話またはLINEするとよいです。
配達員をしていると、注文者に連絡がとれないに限らず、様々なトラブルが生じることがありますが、拠点に電話して指示を仰ぐことが多いです。拠点連絡先の電話番号は、スマホの電話帳などに登録して、すぐに連絡できるようにしておくと安心です。
配達員が登録した拠点によっては、グループLINEへ招待される場合もあります。その場合には、LINEでやりとりすることも可能です。電話するほど緊急性がない場合には、LINEで連絡してもよいかもしれません。
出前館の配達員のルール
出前館の配達員には守るべきルールがあります。ここでは、出前館の身だしなみに関するルールについて解説します。
出前館の身だしなみに関するルールは、加盟店となるレストランや注文者への安心感、配達員の安全性を考慮したものとなっています。具体的なルールは以下の通りです。
・清潔感のある服装にし、派手な服装・装飾品・ヘアスタイルはしない。
・長ズボンとスニーカーにする。ハーフパンツとサンダルは不可。
・出前館の帽子の着用
・頭髪の色は黒か茶色
・マスクの着用。ひげは禁止。
・ヘルメット着用したまま、商品の受け取りや引き渡しをしない
・他社ロゴバッグは使わない。ロゴを消して使用するのは可。
出前館の配達で注意点
出前館で配達員がオーダーを受託すると、配達員は「配達予定時刻に、商品に不備がない状態でお客様(注文者)に届ける」責任を負うことになります。そのため、オーダー受託後は、基本的にキャンセルできないです。
オーダー受託する際には、店舗やお届け先の位置、配達予定時間を確認して、指定された配達予定時刻内に配達が可能なオーダーを受託するようにしましょう。
なお、万が一、トラブルが発生して、オーダー解除が必要になった場合は、担当拠点に連絡します。
出前館の現金配達の注意点
出前館の配達員をしている方の中には、現金注文を受け付ける方がいるかもしれません。ここでは、現金注文での手順と注意点について解説します。
現金注文での手順は、以下の通りです。
1.商品を渡す際に、売上分の現金を回収
2.メール(「代引決済金額のお支払いについて」「代引決済金額の明細」の2通)を受信し、決済を申し込み
3.メール「決済申込完了のお知らせ」を受信
4.コンビニで支払う
5.メール「入金完了のお知らせ」を受信
現金注文では、注文者から現金で売上を回収し、期限までにコンビニ決済する必要があります。
注意点は、以下の通りです。
・土日祝は「代引き決済金額のお支払いについて」のメールが送付されない。
・期限内に支払われなかった場合、アカウント停止になる等、ペナルティを受けることがある
・対応しているコンビニは、ファミリーマートやローソン。セブンイレブンは未対応。
ペナルティを受けないように、期限内に精算しましょう。
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